_第5回 愛知憲法フォーラム 21世紀の日本と憲法_
 平成21年5月3日「憲法記念日」。名古屋都市センターにて西部邁氏をお招きし講演会が行われました。
 主催者、日本会議愛知県本部服部守孝事務
局長より挨拶。
 国連決議を無視する北朝鮮のミサイル発射等
不安定さを増す、東アジア地域において、日本
の防衛問題が浮き彫りになった昨今。すでに制
定されている憲法改正に向けた準備がまったく
進んでいないことを言及。
 来賓挨拶をされる、馬渡龍治衆議院議員
 終戦間もない日本は、「戦争は終わった、もう戦争はしない」という考え
のもとで現憲法を受け入れた。マッカーサーは自己防衛をも放棄する考
えを当初持っていたようであるが、正当防衛は認める現実的な考えにな
っていった。同じ敗戦国であるドイツは既に50数回も憲法を改正している。
 日本は、文章に縛られているが、国民のための憲法でなければならな
い。時代にあった憲法である必要性を訴えた。
 塚本三郎元民社党委員長挨拶。
 国家権力とは、国土、国民を守ることが最大の責務である。本来の国会議
員の責務を果たさず、ご機嫌取りばかりしている。一体日本はどうなっている
のか。中国は沖縄の領有を憚らず主張し朝鮮戦争では、南が先に攻めてき
た、背後で米国がやらせたと教えている。こんな中国に媚びるNHKの話が出
たが、ならば受信料を支払わない。中日新聞は断る。言論だけでは駄目。
日本のために嫌な事もやらなければならない「一緒に頑張りましょう」と締め。
_私の憲法論〜日本国憲法改正私案〜 西部邁氏_
西部 邁(にしべ すすむ)
1939年3月15日 北海道生まれ。
1964年、東京大学経済学部卒業。
在学中、東大自治会委員長・全学連中央執行委員長として60年安保
闘争に参加。
学生運動から離脱後は、大学院に進学して近代経済を研究し、横浜
国立大学助教授、東京大学助教授、東京大学教授を歴任。
その後、秀明大学学頭。雑誌『発言者』主幹。
現在は後継誌『表現者』顧問。
 「コモン・センス」= 「コモン」とは共有、先祖からの時間的共有、そして現在における空間的な共有。
「センス」とは感覚。 名家には「家訓」というものがあるが、しかしそれをいちいち読んでいるような者は、
優秀な家督とはいえない。代々受け継がれる中で感覚的に理解できていることが大切である。
  憲法を全文読んでいる日本人は少ないが、それは本来、問題ではない。日本に脈々と受け継がれる
ものが分れば、いちいち文章を読まずともその感性は、日本に必要なものがわかってくる。
 現憲法は、短期間で造り上げたものであり、この「コモン・センス」がないことが問題になってくる。
 つまり、あの時に出来た憲法は「戯言」である。

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